東日原からの鷹ノ巣山-日帰り登山記録(奥多摩)

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低山登りもだいぶ余裕になってきたし、そろそろワンランク上の山を登ってみるか-!

という事で、東京都奥多摩にある「鷹ノ巣山」に登った時の事を書いていきます。

(2018年6月の記録です)

 

最初は高尾山に登っただけで筋肉痛になっていた私でしたが・・・幾つかの低山と「陣馬山からの高尾山縦走」、

「御岳山からの大岳縦走」などをこなしていった結果、下山してもまだまだ余裕がある程には体力が付いてきました。

富士山に登る前段階としてそろそろ中級レベルの山を攻めてみよう!と思い調べていた所、奥多摩に「鷹ノ巣山」なる場所がある事を発見。標高も1,737mという事で丁度良さそうだったので、この山に登ってみる事に。

 

後日登った富士山の記事はこちら↓

ルート

今回は以下のルートを使用しました。

東日原バス亭からスタートし、稲村岩のコルを経由して鷹ノ巣山へ。

その後六ツ石山方面に向かいつつ、水根のバス停へ下山するルートです。

 

駅からバスに乗って登山口へ

朝は始発電車に乗り、午前8時頃に奥多摩駅へ到着。

 

そして駅を出た瞬間に目に入る「人、人!

そこら中登山客だらけで思わず「うえぇぇ・・・」って声が出てしまいました。本当に人が多すぎて道路まで溢れかえっていました。バス停の並びも何度も折り返しがあり、パッと見最後尾がどこか分からなくなっています。

同じ様に最後尾が分からない人だらけで列も滅茶苦茶でしたし、アジア系のツアー団体もいてこちらは列に並ぶという概念がそもそも無さそうな雰囲気(これは単純にガイドのせい)。もうぐだぐだ。

週末に駅やらバス停が混むのはどこの山でも同じですが、奥多摩は特にひどかった・・・まぁあの辺一帯に広がってる山のスタート地点が大体奥多摩駅になるから仕方無いんでしょうね。

とりあえず次奥多摩に行く時は、絶対に土日祝日の朝は避けようと決めました。

 

下手したら1時間近くバス待ちしないといけないかなぁ・・・とか考えていましたが、運良く1台目のバスに乗り込めたので良かったです。(乗り場が分かり難いせいか自分がどのバスに乗れば良いのか分かっておらず、うろうろしている人やスマホでずっと調べている人が多かった)

 

というか当日「晴れ」の予報だったんですが、今にも降り出しそうな空模様。大丈夫かこれ。

バス停から稲村岩のコルまで

バスに揺られる事30分、東日原バス停に到着です。

相変わらずどんよりしてるけど・・・。

 

道路を歩くこと数分で登山道への入り口を示す看板が出てきます。

そして目の前にかなり特徴的な岩山が。

これが稲村岩ですね。これを回って行くルートになります。

 

途中の道は泥が湿っており、滑りやすくなっているので注意が必要です。

 

「巳の戸橋」という橋を渡りそのまま進んで行くと、以下の様に渓流に架かる橋が見えてくるのですがー・・・

 

この橋、初見だと渡っちゃいません?

私も途中まで進んだ所で「登山ルートにしては橋に苔が付きすぎだし、そもそも反対側が×で塞がれてる気がする・・・」と思って引き返すことに。

 

振り返った瞬間に看板があった事に気付き、ここでやっぱり正規ルートじゃ無いんだなって事に気付きました。

 

昔は使われてたのだと思いますが・・・旧ルートだったんでしょうか?

途中が崩落して進めなくなったから新しいルートが作られたのか、はたまた別の理由か・・・その辺の経緯はちょっと興味ありますね。あの先にも進んでみたい気はしますけど、奥多摩で遭難したら怖いのでやめておきます。

 

奥多摩三大急登

途中開けた場所に出たら、そこが稲村岩のコルです。

ここから鷹ノ巣山の急坂が始まります。

 

ひたすら登ります。

 

途中から霧も濃くなってきました。

 

一番濃かった所で20~30m先がほとんど見えない状態でした。

前の人を見失いそうで怖い。

 

 

しかし本当にきつい。

どれだけ登っても坂道が続き、体力的にも限界が来て途中からは10秒進んで30秒休むというペースになってしまい、完全にバテていました。

 

そして登ること1時間半。

徐々に霧も晴れていき、木々の隙間から日差しが差し込む様になってきました。

幻想的で凄く良い雰囲気ですよね。というかずっと霧の中だったので日光見ると安心する。

この辺で道が一度平らになりますが、そこが「ヒルメシクイノタワ」です。

「や、やっと着いたか・・・」

 

 

 

と、私も勘違いしてしまいましたが、頂上まではここから更に数十分歩きます。

 

そして30分後、

 

 

 

山頂きたー!

 

 

休んでばっかりだったし相当遅れてるだろうなと思ったら、「稲村岩のコル」から約2時間で到着していました。平均タイムが約2時間なので、標準ペースでしたね。という事は単に前半飛ばしすぎただけかな?

 

下から見ると曇り空でしたが、鷹ノ巣山の頂上は雲を抜けていたので青空が広がっています。

下に広がる雲海凄い。

途中の道は「霧」というか完全に雲の中だったという訳ですね。

 

よーく見ると右の方に富士山が見えています。

写真だといまいちですが、肉眼で見るとイラストかと思うほど青(山)と白(雪)のコントラストが鮮明に分かれていて、暫く釘付けになっていました。

 

登っている時はあまりの辛さに「二度と来るかこんな所!」と思っていましたが、こういうのを見てしまうともう一度登ってもいいかなーなんて思っちゃうんですよねー。

いやー本当に来て良かった。

 

六ツ石山を経由して下山

20分程休憩を取り、景色も堪能したので出発です。

 

行き先が完全に雲に覆われてる・・・。

 

そして予想通り再び雲の中に突入です。

足下の土が湿っているのと、画像を見て分かる通り道自体も思いっきり傾いています。

道も細いので、滑落にはほんと注意が必要ですね。

 

霧が濃く周囲の景色が見えないので、途中何度も「本当にこの道であってるのか?」と不安になる様な道が続きますが、一定間隔でこの様な案内板があるので周囲を確認しながら進みます。

 

逆に言うと暫く進んでも案内板が見えない場合は道迷いしている可能性があるので注意。(数百メートルおきかな?)

 

 

六ツ石山までの下り坂です。

画像だと分かり難いですが、結構急な下り坂です。

道・・・っぽいものもあるけどよく分からない。

「これ道あってるのか?」と思うのですが、周囲を見渡してみるとちゃんと看板があるのであっているみたい・・・。

看板の角度が傾斜を物語っていますね。

 

 

下って暫く進むと六ツ石山に到着。

ここからは登りと同じく、急坂をひたすら下っていきます。

 

六ツ石山から1時間程で水根神社に到着。ここからほんの数分で登山道を抜けます。

目の前に広がる奥多摩湖。

 

まとめ

登山開始時刻:9時10分

下山(水根バス停到着)時刻:14時40分

という事で5時間30分の行程でした。

 

なんとか登れはしましたが、いきなり鷹ノ巣山に挑戦するのは少し早かったかなという感想。

もしくはトレッキングポールがあれば丁度良かったかもしれない。急登、急坂は膝へのダメージが大きかった。

 

それと奥多摩は『熊』が出るという話もありますが、確かに出てきてもおかしくないなという雰囲気は随所にありました。幸い私は遭遇しませんでしたが、熊対策はあった方が良いかもしれません。

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