
4月21日(土)快晴
高尾山⇒鋸山と登り、とりあえず体力作りも兼ねて低山巡りをしてみようと言う事で目指した次の山は・・・
陣馬山です!
陣馬山の名前の由来は諸説あるそうです。
・北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説
・カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説
・馬の陣を張ったことから「陣馬」の文字が使われた説
Wikipediaより引用
などなど・・・
そういう歴史的背景に想いを馳せながら登るのも一つの楽しみ方なんでしょうね。
まぁ個人的にはそういうのあんまり興味無いんですけどね!
という事で今回陣馬山を目指す訳ですが、初心者の縦走ルートの起点としても有名らしいのでついでに縦走も体験してみようと思います。
目次
陣馬山への行き方
陣馬山への行き方は、まず電車で高尾駅に向かい、そこから陣馬高原下までバスで移動するという流れになります。間違って「高尾山口駅」まで行かない様にしましょう。
バスの本数は大体1時間に1本という状況なので、バスの時間にあわせて移動するという動きになりますね。
高尾駅周辺地図、バスの運行状況について
高尾から陣馬高原下までの最新(2018年4月1日改訂)の運行表は以下の通りです。
時間帯 | 平日 | 土・休 |
---|---|---|
6 | 18 51 | 55 |
7 | 35 | 35 |
8 | 34 | 10 55 |
9 | 34 | 34 |
10 | 34 | 34 |
11 | 34 | 34 |
12 | 34 | 34 |
13 | 34 | 34 |
14 | 34 | 34 |
15 | 34 | 34 |
16 | 34 | 34 |
17 | 34 | 34 |
陣馬山に登ってそのまま降りてくる方用に、念のため逆方面の運行表も載せておきます。
時間帯 | 平日 | 土・休 |
---|---|---|
6 | 58 25 | |
7 | 31 | 00 40 |
8 | 28 | 17 |
9 | 25 | 00 40 |
10 | 25 | 25 |
11 | 25 | 25 |
12 | 25 | 25 |
13 | 25 | 25 |
14 | 25 | 25 |
15 | 25 | 25 |
16 | 25 | 25 |
17 | 25 | 25 |
同じ時間帯で2本バスが出ている場合でも30~40分は待たなければいけないため、必然的に並ぶ人数も多くなってくる様です。
私は始発の6時55分のバスに乗れる様に移動し、高尾駅に着いた時間は大体6時35分でした。この時点で発車時刻まで残り20分でしたが、既に10~20人程の並びが出来ていました。
時間もあったのでちょっとコンビニに寄って軽く朝食を済ませ、残り10分の段階で戻ってみると・・・かなり人が増えてました!60~70人位は居たんじゃないでしょうか。
さすがに始発の時間帯でここまで並ぶのは予想外だったので、最悪次のバスになるかもなー・・・なんて考えていましたが、バス会社側も混みそうな日にちと時間帯は把握しているのか、直通の臨時便を2台用意している様でした。やったーかっこいい!
まぁそれでも座るのは無理だったので手すりに掴まる事になりましたが・・・実はこのすぐ後に各駅停車のバスも来る様で、そちらに乗れば座れたみたいです。
口コミを見る限り土曜の早朝なので利用客もほとんどおらず、運行時間的には直通も各停あまり差は無いみたいです。
ちなみに高尾駅北口周辺の地図は以下の様な感じになっています。
駅出てすぐ左手に大きな案内板も立っていたので、乗り場所については間違える事は無いと思います。最悪分からなければ、登山客っぽい見た目の人が集まっている所に行けば大丈夫かも。
また、トイレはもちろんコンビニも2店舗ありますので、途中忘れ物があってもここでカバーできそうですね。駅からコンビニまでは徒歩1分程度なので近いです。
もし到着がギリギリになってしまいトイレに行けなかった・・・という場合でも安心して下さい。バスの到着先である陣馬高原下にもちゃんとトイレがあります。
※ただしバス移動は30分近く掛かるのと、お客さんが多い場合は当然混むのでなるべく余裕を持って駅で済ませておいた方が良いです。
バス移動に関して
駅前から陣馬高原下への距離、所要時間、料金については以下の通りです。
移動時間が割と長いのでトイレ関係は注意です。
到着時の混雑を避けるためにも、電子マネーの準備と残高の確認も忘れずに行っておきましょう。
陣馬高原下~登山道入り口
バス移動も経てやっと陣馬山の入り口に到着・・・っ!
ではありません。
登山道入り口はまだ先の方なので、ここから暫く舗装路を歩きます。
案内版に従って道なりに進み・・・
歩く事20分程度でやっと登山道の入り口に到着です。
およそ1.3km程歩いたみたいですね。
登山道入り口~陣馬山頂上
ここからは一気に道が変わります。
木の根があちこちに張り巡っており段差になっているので、よそ見していたりしっかり足下を見ないと躓いてしまいます。私も多分10回以上根っこを蹴りました。
登り始めてすぐに斜面に差し掛かりますが、”登山道”・・・というか木々の合間を縫って登っている感じ。もちろん整備はされてて人が登りやすい様にスペースが確保されているのだと思いますが、根っこが折り重なって所々段差になっており、結構進み辛いです。
こんな感じの道を登っていくと・・・
途中でちょっと平坦な道に出ます。
ふと地面を見ると、桜の花びらがたくさん落ちてました。
見上げてみても既に全部散った後の様で、枝には花びらがほとんど見えませんでした。もう少し早く来ていれば満開の景色が見られたのかもしれないですねー。(当日は4月21日)
そして再び現れる木の斜面・・・!ゴール(山頂)じゃ無いんかーい!
でも、この斜面を抜けるといよいよ頂上っぽい雰囲気が漂ってきました。
山頂まで0.4km!やった!後はもう走り抜けて・・・っておほぉ!!(ピキィ)
あ・・・足が・・・
ふくらはぎが一瞬つった・・・
足がまだ登山用に出来上がって無いのか登り方が悪かったのか・・・まぁ多分両方なんでしょうね-。結構限界に来てたみたいで、最後は半分足をひきずりながら何とか登頂しました。
体はだいぶ疲れていましたが、時間的に見ると登山開始から1時間弱で登頂できたみたいです。思った以上に短かった。
登山口到着時刻が8時25分
登頂時刻が9時12分
「おーここが山頂かー景色いいn・・・あ、あぁぁあああああああ!!!」
/^o^\フッジサーン
陣馬山から富士山が見える事自体知らずに来たのですが、天気も良かったお陰でかなりはっきり大きく見えました。これは本当に感動した!!
陣馬山と言えばお馴染みの馬もパシャリ。(ここから所々画像が縦に潰れてます)
名物らしいなめこ汁も頂きました。※おにぎりは持参
汗をかいた体に味噌汁の塩分が染み渡ります。場所的なものも含めて色んな補正が掛かって凄くおいしく感じる。
価格は確か300円ですが、陣馬山に登ったならぜひ注文する事をおすすめします!
店内にパンフレットやおみやげ売っていたので眺めていると・・・
あっ
あおいちゃん!
しっかり飾ってあったんだけどこれって公式絵馬なのかな?それともファンが描いて置いていったやつ・・・?
原作まだ見てないけど、まぁ関東の有名所はほとんど行ってるんだろうな・・・
などなど景色を見たりうろうろしながらとりあえず頂上で20~30分程休憩。
そういえば山頂にトイレがあるのですが、水が貴重なためか手洗い場はありませんでした(探せばあった?)。登山に行く人なら当然持ってるかもしれませんが、こういう時のためにもウェットティッシュはやっぱ必要ですね。
というかこれが普通なんだろうなー高尾山はやっぱ整備され過ぎてるんだと思った。
陣馬山山頂~明王峠
休憩も十分取ったら縦走開始です。
進む方向は「景信山・明王峠」方面です。来た道を含めて3~4方向位あるので間違わないようにしましょう。
ところでこの陣馬山~高尾山へ向かう縦走路についてですが、ルートで見た標高推移は大体こんな感じになっています。

ヤマケイオンラインより引用
左側にある一番標高の高い部分が陣馬山となり、それ以降は右肩下がりに推移しているのが分かると思います。なので、ここからはほとんど平坦な道や緩やかな下り坂がメインとなります。
また、途中の部分で起伏が大きな箇所がありますが、これは巻き道を利用する事で多少回避する事も可能です。
自分が今どの辺りまで進んだのかを確認できる様に、残りの距離を表したこんな感じの石が道中に置いてあります。
さて、陣馬山をスタートして丁度30分程で明王峠に到着です。
目立った坂道も無く疲れるポイントが無いので、休憩無しであっさり行けると思います。
明王峠~底沢峠
明王峠からは約7分で次の底沢峠に到着。はやっ。
特別見晴らしが良い感じでも無かったためそのままスルー
底沢峠~景信山
縦走ルートは比較的起伏が少なくて楽とは言え、陣馬山登山のダメージが残っていたのか序々に疲労感が出始めました。
途中全部の山を登頂する体力はさすがに無かったので幾つかは巻き道(ショートカット)でスルーしたのですが、景信山は結構有名みたいなので登ってみる事に。
10時17分に底沢峠を出発し、48分間の道のりを経て11時5分に・・・
登頂!
景色も良いですね。反対側を向くと木の隙間から富士山も見えます。
でも個人的には遮るものが一切無い陣馬山からの景色の方が好きかも。
ここの休憩所は広くて人も多く、賑やかでした。
ゆっくり休憩する程疲れてもいなかったので、数分体を休めてすぐに出発。
景信山~小仏~高尾山
陣馬山~景信山までは湿り気のある土と木の根がメインの道でしたが、ここからごつごつとした石と乾燥した地面の場所が増えてきます。また、下りになるため石を踏むことも多くなり、足に衝撃が来ます。底の厚い靴を履いていないと足を痛めそうでした。
この時点で11時20分頃。登山開始からおよそ3時間です。
足の疲労が限界に近くなってきていたので、小仏まで登り切る体力はちょっと無く・・・巻き道でスルーすることに。
「疲れてるなら景信山で休めばいいのに」
って思う所ですが、足の疲れは例え1時間休んでもその日中にはなかなか取れないですよねー・・・
結局景信山を11時10分頃に出発し、11時45分に巻き道を通って小仏を通過。
その後12時20分にようやく高尾山へ到着。
前回来た時は行きも帰りも1号路だったため、今回は他の道で帰ってみるかーと思い6号路を使ってみることに。
水辺を通るのは気持ちよくて良かったのですが・・・かなり疲れ果ててゆっくり見て回る余裕が無かったので、そのままさっさと下山して終了です。
所要時間・感想
■陣馬山高原下バス停スタート:8時5分
■陣馬山登山道到着:8時24分
■陣馬山登頂:9時15分
~休憩~
■縦走開始:9時40分
■明王峠到着:10時10分
■底沢峠到着:10時17分
■景信山登頂:11時5分
■小仏城山巻き道で通過:11時45分
■高尾山到着:12時20分
■6号路にて下山開始:12時25分
■高尾山リフト乗り場到着:13時20分
所要時間5時間15分(休憩含む)にて縦走完了です。
登山始めて低山2つ(高尾山、鋸山)登頂からの縦走だったので、体力的にどうなるかとちょっと不安でしたが・・・何とかなりましたね!
前回の鋸山の失敗を教訓に、飲食物はしっかり買い込んで来ていたので道中特に問題も無く進む事ができました。やっぱ準備って大事。
縦走はとりあえずもういいやって感じですが(笑)、陣馬山にはまた登ってみたいですね!山頂の景色と食べ物はほんと良かった!
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